本募集について
NPO法人ライフリンクは、「誰も自殺に追い込まれることのない生き心地の良い社会」の実現をめざし、自殺対策(生きる支援)を社会全体で推し進めるための様々な事業や活動を行っています。
小中高生の自殺者数が2022年に過去最多となったことが象徴するように、昨今、子ども・若者が生きるための環境が急速に悪化しています。そうした状況を踏まえ、私たちライフリンクは、生きるのがしんどいと感じている子ども・若者向けのWeb空間「かくれてしまえばいいのです」を、2024年の自殺対策強化月間の3月1日にオープンしました。
「かくれてしまえばいいのです」は、いま「死にたい」「消えたい」と思い悩んでいる子どもや若者への私たち大人からの提案です。
「いまのつらさに耐えられない → この世から消えて楽になりたい → 死にたい」といった思考ではなく、「いまのつらさに耐えられない → この世から消えて楽になりたい → であれば、まずは一度、この世からかくれてしまいましょう」という提案です。
『かくれが』は「死にたい気持ちを抱えながらも安心して存在することができる場所」です。ここでは、安心して死にたがれることを通じて、逆説的ですが、「生きていていいのかも」「もう少し死なずに生きるか」と思ってもらうことをめざします。
他の人が書いた死にたい気持ちを読んでみたり、死にたい気持ちを抱えたセンパイから「死にたい気持ちのやり過ごし方」を教えてもらったり。 『かくれが』で過ごすことによって「自分はひとりじゃないんだな」と感じてもらえるような工夫を散りばめています。
「死にたい」気持ちはそう簡単にはなくなりません。でも、「死にたい」気持ちを抱えながら生きることはできるし、「死にたい」気持ちを抱えているからこそ生きられる人生もある。そんなことをひとりでも多くの子どもや若者に感じてもらえたらという願いを込めています。
そして、本事業を安定的に運営していくため、「かくれてしまえばいいのです」を専任で担う人を募集します。「社会を変える仕事に挑戦したい」という想いを持つ人に、ぜひ応募してもらえたらと思っています。
▶︎ 「かくれてしまえばいいのです」についてより詳しく知りたい方は、
note「「かくれてしまえばいいのです」がめざすこと」の記事をご覧ください。
▶︎ NPO法人ライフリンクのこれまでの取り組みやこれからめざす社会については、
note「自殺問題・自殺対策、2024年の現在地」の記事をご一読ください。
業務内容
・「かくれてしまえばいいのです」の運営にまつわる業務全般
・コンテンツの管理や制作業務、SNS運用含むプロモーション業務
・本事業をアップデートさせるための新規施策の立案や実施、検証など
<期待する成果>
「かくれてしまえばいいのです」を様々な関係者と協力しながら着実に運営し、ライフリンクが運営する相談窓口と並ぶ「社会インフラ」としての役割を果たす場とすることを期待します
応募資格
・ライフリンクの理念/行動規範を自身のミッションとして共感できる方
・基礎的なITリテラシー、パソコン操作を含む実務経験1年以上
・自律的にタスクを整理して、その時々に必要な業務を推進できる方
※上記を満たしていれば、その他の職務経験は限定しません。職務経歴書に具体的なエピソードをご記載ください
契約形態
常勤契約職員
契約期間
契約日から2025年3月31日まで
(次年度は厚生労働省の「自殺防止対策事業」が継続し採択された場合、勤務実績等を考慮して契約更新の可能性あり)
勤務時間
10時~19時(休憩60分有り)
休日・休暇
完全週休2日制(土日)、祝日、年末年始休暇
※6ヶ月経過後の年次有給休暇日数10日
勤務地
東京事務所(千代田区)
※リモート勤務応相談
給与
月給300,000円~
※交通費支給(実費)
応募方法
下記フォームから「事務局スタッフ(かくれが担当)」を選択、必要事項をご記入の上、ご応募ください
採用担当者より折り返しご連絡差し上げます
選考方法(下記を基本とし個別にアレンジさせていただきます)
- 書類選考
- 一次面接
- SPI適性検査、筆記試験(ワークサンプルテスト)
- 最終面接
※採用・不採用の理由に関するお問い合わせには対応できませんので予めご了承ください