noteに連載中の「きょう心にしみた言葉」を投稿しました。今回は日本を代表する精神科医だった中井久夫さんの著書「いじめのある世界に生きる君たちへ」から紹介しました。中井さん自身、小学生時代に激しいいじめを受け、その体験は何歳になっても風化しないと綴っています。阪神・淡路大震災の被災者への手厚い心のケアで知られる中井さんですが、「阪神・淡路大震災の後、心に傷を負った後でおきるさまざまな症状を勉強するなかで、いじめの体験がふつふつとよみがえったのでした。その体験は当時62歳だったわたくしの中でほとんど風化していませんでした」と書いてします。出版は82歳の時でした。