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増える女性の自殺 清水康之代表インタビュー

女性に自殺について、清水康之代表のインタビュー記事が掲載されました。

――コロナ下、女性の自殺が増えました。どうみていますか?

 コロナ下で人の移動が難しくなりました。人間関係が閉じて固定化された中で、より家父長による支配関係の効力が強まってしまった可能性があります。

 G7の中で女性の自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)が最も高いのは、社会的な男女格差が大きいことが影響していると考えられます。

 ライフリンクが調べた実態調査では、女性は159人でした。若年女性は自殺未遂歴がある人が多かったのも特徴です。5回以上といった回数の多さも目立ちました。

 そして、女性は男性と比べると、自殺の要因となったものを抱えてから死に至るまでの平均年数が長くなっています。

 男性は経済困窮が大きな要因になることが多いのですが、女性は人間関係や精神疾患などが原因で、時間をかけて死に至る傾向が見えました。ただ、この調査の対象が無作為抽出ではなく、主婦が71人と多かったことも影響している可能性があります。

朝日新聞デジタル

https://digital.asahi.com/articles/ASR304GW1R3XUTFL01B.html