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SNS相談員(大規模募集)

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募集職種

職員 ※ボランティアではなく、契約期間において継続的に職務従事可能な方に限る。

募集期間

2024年8月31日 24時まで ※終了しました(今年度中に募集再開予定)
※応募状況によっては、予告なく期日前もしくは選考途中で終了となる場合もございますので、
 早めのご応募にご協力いただけますと幸いです。
※今年度は秋冬に2回ほど追加募集を行う予定です(具体的な月は未定)。継続的に勤務開始可能なタイミングでご応募ください。

オリエンテーション日程

最終面接を通過された方にはオリエンテーションにご参加いただきます。
いずれかの日程でのご参加を必須としていますので、事前にご都合の調整のほど宜しくお願いします。
どうしても難しい場合は、個別にご相談ください。
 2024年9月23日(月)17時〜18時
 2024年9月27日(金)19時〜20時
 2024年10月5日(土)14時〜15時

応募される方へのメッセージ

私たちは自殺や死にたい気持ちにまつわる相談事業を実施しています。

今この瞬間にも切迫した死にたい気持ちを湛え、勇気を出して相談相手を求めている方が大勢います。1人でも多くの方に寄り添い続けるために、私たちの想いに共感し、相談員として一緒に活動してくださる方を大規模募集しています。

ただし、思い詰める気持ちを打ち明ける相談者に対して、自殺の考えを改めさせようとしたり、解決策の提示によってその人の生きづらさや消えたい気持ちを解消しようとするものではありません。そうではなく、私たちは相談者の失意や落胆の奥底にあるどうしようもない孤独感に対してこそ、今ここにいる1人の人間として心の耳を傾け、触れたいと考えています。絶望の底で誰かの眼差しややさしさを感じたとき、まだ捨てたものではないと思ってもらえるかもしれない。そして深淵の時を共有するなかで、もしかしたら生きるための方策についても一緒に対話することができるかもしれない。そう想っています。

そして相談員活動の輪が身近に広がれば、ともすれば感情が圧し潰されてしまうようなこの社会は、きっと、感情の多様性が尊重され一人ひとりが安心して生きていける社会へと変わっていくに違いありません。「社会に対して何かしたい」という想いをお持ちの方に、1人でも多く相談員活動の輪、生き心地のよい社会づくりの輪に加わっていただけると嬉しいです。

※実際の相談員の声はこちら 「心の声と向き合う 相談員という仕事」
※私たちNPOの紹介はこちら 「ライフリンクとは」

大切にしていること

 「主人公は相談者」

  • 生きることよりも死を願わざるを得ない、その苦しみを抱えたとき人は、「死にたい」と打ち明けることに大きな困難を負うことになります。「死ぬのはよくない」「死なないでほしい」という反応や、死から目を逸らさせよう、話を聞いて気持ちを楽にさせようという対応をされることで、自身の根源的な主体性すらも暴力的に奪われることになるからです。私たちは、死にたいという「今ここに在る気持ち」を主体性の表明としてそのまま受け取り寄り添うこと、すなわち一人ひとりが相談の主⼈公であるということに向き合います。目の前にいる相談者が苦悩し絶望にあえぐとき、私たちは自身の想いや過去の経験から離れて、目を背けず、その場から逃げず、その方の死と生を対話を通して見つめます。

 「自分の気持ちに対峙」し、関わることを諦めない

  • ただし、初めて接する相手から打ち明けられる死にたい気持ちをそのまま受け取るとは、ただ聞くだけの表面的な対応で済まされるものではなく、相談員にとっても痛みや苦しみを伴うことも少なくありません。時には自殺の計画や「最後の言葉」などに耳を傾けることも求められます。相談員にとって、他者の死と向き合うこと、相談者の主体性の根源である死といのちのあり方にぎりぎりまで迫り探求することは、想像だにできない難しさに直面します。自分自身の内なるものとも厳しく対峙し続ける覚悟も必要になります。そしてそこまで向き合ったとしても、相談員にできることは限られているかもしれません。しかし相談は無⼒ではありません。苦しみや無力感に苛まれながらも諦めず相談者に寄り添おうとすることで、相談者に、他者の存在を感じ、ほんの少し問題に相対する力を得て、⾃殺以外の選択肢に気付いてもらうことができるかもしれない。たとえ難しくとも諦めずに対峙する覚悟とともに、その可能性にかけたいと願っています。

 入口(主に傾聴)から出口(主に実務的な支援)までの一貫した支援

  • また寄り添いは、寄り添って最後ではありません。ライフリンクでは相談内容にもよるものの、相談者と一緒に、相談者が気付いていないさまざまな支援の可能性を最大限考え、実際の支援につなげています。問題解決に向けた実務的支援、食糧・宿泊等の緊急支援、自治体や居場所・シェルター等の社会資源へのつなぎなど、相談者の死にたい気持ちに寄り添いながら「生きることの包括的な支援」に取り組み続けています。応募者の方にはぜひこうした相談支援チームの大切な一員として、寄り添い続けることの始まりを担っていただければと思っています。

 ※厚生労働省「自殺防止対策事業」の、SNS等地域連携包括支援事業「基幹SNS相談事業者」として事業実施しています。

業務内容 

  • テキストによる自殺防止の相談対応・支援
  • PCを用いた支援記録の作成

 ※チームで複数のシステムを同時並行で使用しながら相談対応を実施する体制のため、マルチタスクが求められます。
 ※対面支援は行いません。

応募資格

  • 18歳以上(高校生不可)であればどなたでも応募可能です。ただし私たちは幅広い内容に関して相談者の死にたいほどつらいという深い苦悩に寄り添う立場です。特定のテーマについて、過去に傷ついた経験や強い感受性をお持ちの方は、たとえご自身で乗り越えたと思っていても、相談者の強いつらさと相談に向き合う中で、ご自分の経験が想起されたり、忘れようとしていた思いに直面して苦しく感じられる場面も起きるかもしれません。
    私たちの相談対応ではご自身の状況がどうであっても相談者を中心としてその苦悩の奥深くに向き合い、寄り添い続けるという責務が伴います。経験者だからこそつらさを理解できる、自分の経験を役に立てたいという想いはこの社会にとってかけがえのない大切なものですが、ご自身の心身が健やかでいられなくなるようなことにはなってほしくはありません。応募前にご自身の心身の状況をフラットに見つめてみてください。
  • 相談員経験や専門資格は必須ではありません。ソーシャル領域(福祉、医療、教育、保育、etc.)はもちろん、ビジネス領域 (事務、販売、カスタマーサポート、営業、技術、etc.)で働かれている方、学生の方まで、実際にさまざまな人が活躍しています。
  • 応募者の皆さまの背景はさまざまと思います。福祉、医療、カウンセリングなどの職歴や介護、子育て、闘病、さまざまな人間関係などの経験は、相談の中で生かされる場面もあると思います。その一方で、「自殺防止を目的とした、相談者を中心とした一回限りの一対一の匿名相談」という相談者との向き合い方は本事業特有のものであり、対応の中では、皆さまが研鑽してこられた聞き取り・問診・治療・手法・技法・技術・問題解決及び、これまで経験されてきた個人的な経験などとは根本的に異なる判断や対応が求められます。
    私たちの目指すものは研修を通してお伝えしていきます。ご自身の中でぎゅっと握った手を開いてこれまでの経験を手放し、自殺防止相談において新しい向き合い方を受け入れ、実践していきたいという方に応募いただければ嬉しいです。
  • なお職員募集のため、下記の方については応募できませんのでご了承ください。
    ・死にたい気持ちを抱えた相談者に対して向き合う「仕事」であるため、しっかり時間を確保することができない方
    ・就職や留学を控えている方、学業の都合などで安定した勤務時間を確保することが難しい方
    ・他の仕事の都合などで、シフト確定後の日程変更や直前キャンセルが起きやすい方
    ・他の仕事で副業を禁止されている方、もしくは契約期間中に副業禁止の仕事へ転職する可能性のある方

サポート体制

  • ベテラン相談員を含む研修・OJTや、相談員同士の交流、専門チームによるメンタルヘルスケアなど、相談員が心を落ち着かせ安心して相談者に向き合うことができる環境作りを大切にしています(ただし、ご自身のもともと抱えている特定のテーマに関する苦しさなどに対するケアではなく、あくまで相談対応に困難や傷を抱えた場合のケアに限ります)。意欲がある方には、相談員としての専門的な経験を積めるようなプログラムも用意していますので、ライフワークとして相談事業に携わっていただくことが可能です。
  • バックグラウンドや年齢層など、さまざまな点で多様性に富んだ職場です。私たちが相談対応において大切にしていることを核としつつ、相談員の多様性を尊重し、多様なサポートを提供することが、多様な相談者の相談内容・価値観に向き合うことにつながると信じます。

雇用形態

非常勤契約職員(時間給)

契約期間

契約日から2025年3月31日まで
※次年度は厚生労働省の「自殺防止対策事業」が継続し採択された場合、勤務実績等を考慮して契約更新の可能性あり。

勤務形態

週1~3日勤務のシフト制
※毎月4日以上継続的に勤務できること(安定した相談対応の担保のため)
※週20時間未満勤務のため社会保険・雇用保険は適用外

勤務時間・休日

下記3パターンの枠に対して希望を提出するシフト制
 A:月~金:17時~23時
 B:土日祝:11時~17時
 C:土日祝:17時~23時
※休憩無し(適宜、お手洗い等による離席は可)
※今回募集する職員の勤務時間帯は上記3パターンとなりますが、上記以外の時間帯でも相談対応を行っているため、
 特定のシフト枠に希望が集中した場合などは、ご希望や他の枠の状況に応じて、パターン外の日時で勤務いただける可能性もあります。

給与・通勤手当

  • OJT勤務は時給1,600円
  • 相談員として正式採用後は時給1,800円
  • 研修参加は時給1,200円

 ※22時~翌朝5時の稼働は、法定の割増率1.25倍を時給に掛けて給与計算します。
 ※事務所勤務の場合、通勤手当を実費支給します。(リモート勤務の場合は通勤手当なし)

選考方法選考の流れはこちらをご覧ください

  1. 書類選考
  2. 一次面接(実施しない場合あり)
  3. 実技試験(相談対応ロールプレイング)※実技試験の前に事業・業務理解のための参考資料を用意しています
  4. 最終面接

 ※面接や試験はすべてリモートで行います。この場合は下記のリモート条件は問いませんが、
  電波の良い静かな環境を整えていただくようお願いします。
 ※採用・不採用の理由に関するお問い合わせには対応できませんので予めご了承ください。

ご応募の前にチェックをお願いします

勤務地

NPO法人ライフリンク事務所(東京、大阪)
※ただし全国規模で相談事業を運営しているため、スーパーバイザーは事務所勤務ではなくリモート勤務をしています。
 日々の業務中のサポートや研修は対面ではなくオンラインで実施します。
※事務所内禁煙

(※)以下の条件を満たす場合は、事前に管理者の了承を得てリモート勤務も可能です
  ・相談者の安全が絶対に守られる環境で業務従事できること
    ・部屋のドアは勤務中は閉めっぱなしとし、誰も立ち入れないようにできる
    ・自身の声が部屋の外に漏れない
    ・部屋の外の音が業務や研修の妨げにならない(業務中は頻繁にオンライン通話を実施)

  ・以下の条件に当てはまるPCを所有しており使用できること(タブレット端末は不可)
   対応OS:Windows10以降(日本語版のみ)、Mac 10.15 Catalina以降
   CPU  :Core i3 同等以上のCPU
   メモリ :4GB以上(8GB以上推奨)
  ・Google Chromeを使用できること
  ・有償のウイルス対策ソフトが導入されておりライセンス期限内であること
  ・WEBカメラとマイクが使用できること(ヘッドセットは事務局から貸与します)
  ・古いPCや低スペックのPCの場合、相談稼働にご参加いただけない場合がございます。
   動作の目安は、多少のアプリを動作させても快適な挙動や通信が可能な環境です。
   PCの動作を確認するには、PC起動中にタスクマネージャー(Windows)やアクティビティモニタ(Mac)で、
   CPUやメモリが余裕を持って動作している状態が維持されているかご確認ください。

  ・ネットスピードの実測値が安定しており、時間や曜日を問わず、下記の数値を満たすこと
   ・ダウンロード:20Mbps以上
   ・アップロード:1Mbps以上(推奨:4Mbps以上)
    ※朝や夕刻、夜間など何度か時間をずらして実測してください
    ※プロバイダや回線業者の提示する最大速度ではなく、必ず実測値を計測してください
  ・固定回線の高速有線接続を推奨します。
   宅内はLANケーブルを用いてPCと通信機器を有線接続することを推奨します。
  ・回線工事が不要な「置くだけWi-fi(モバイルWi-fi)」の場合、宅外とのモバイル通信が良好な機器設置場所であり、
   上記の通信速度を満たすこと。
   ※ADSL、衛星ネット通信環境は、速度や回線業者を問わず不可。

  ・内定・入職後でも、トレーニング中や相談対応時に不安定な回線状況を改善できない場合、相談対応の参加を控えていただいたり、
   ご自身の費用負担で回線変更(通信機種の変更)をご検討いただくことがあります。ご応募いただいた時点でその旨ご了承された
   ものとみなしますのでご留意ください。
   通信の途切れや切断・遅延等による相談への影響を極力防ぐため、何卒ご理解のほどお願いします。